「積極的空白」をつくる

2013年5月1日




食べ物を盛る食器としての器は、料理を盛りつけておいしそうに観えて
初めて完成になります。
いろいろありますが、私はそのような器が好きです。

私は、着物や帯や、インテリア関係、敷物にもそういう考えで制作
しています。

私は自分が制作する時には

【他のものを受け入れることが出来る “積極的空白” 】

をつくります。

それは柄に隙間をつくるとかそういうことではなく、感覚的なものです。

もちろん、物足りなさが無いように、それ単体でも美しいようにしますが、

その「積極的空白」があるために他の要素がその布作品と密接に関わることが
出来、布とその他のものが(モノ、人、環境)増幅するのです。

ただ観てキレイなもの、技術的に自慢するもの、自分の描きたいものを描く
だけのものには他のものを受け入れる余裕がありません。

添付画像は「なか志まや」さんから拝借しました、私の、全面にロウによる
ムラ染めをした着物と、他社製の織の帯を合わせていただいたものです。
着物も帯も【お互いに引き立て合っています】


ただ足し算で積み重ねて行くのではなく、その積極的空白を持たせることに
よって他要素を巻き込んだ「かけ算」にすることが出来るのです。





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