かわいらしいゲリラ豪雨。。

2012年9月25日




こちらは以前制作した友禅とろうけつの技法で染めた染額「月の船に虹色の雨が降る」という作品です。

こちらは、平安時代の漆器(国宝)のこの文様が元になりました。



仏教のおはなしを題材にしたものらしいですが、この、恵をもたらすものへの感謝、それが実に愛らしく素朴に表されているのがなんともいえずに良いと思いました。

私はこの1,000年以上前の漆器のもつ雰囲気を染めにし、平成版に仕上げたいと思いました。なんとなく「七福神の宝船」のイメージも持たせてあります。

私は「伝統とは無形の運動体である」という考え方なのですが、それを自分なりにこのように形にします。

私はどんなものでもこのように伝統に対します。

考えなく「ただ伝統文様を模倣したり形式を繰り返したら」ただの劣化コピーになってしまいます。なので、伝統文様を使う場合でも「伝統の再発見」が必要で、新しいものにも古いものにも等価に接して、新鮮に伝統に対面し魅力的なものと感じてそれを取り上げる姿勢でないとダメなんですね。
(逆にそれは伝統を伝統だからといって甘やかさないということでもあります)

もちろん、伝統文様はただそれをなぞっただけでも美しいのですが、しかし、ただなぞっただけでは同じだけの魅力は出ません。時にそれは気味悪いものにさえなります。。。

。。。。

ちょっと話はズレますが、こちらは最近良くあるゲリラ豪雨の画像。
(ネット上の拾い物ですが、出回っているようなので使用しました。。)



これだけ激しいと恵みの雨とは言えませんが、こうやって観ると雨は雲から降るんだなあ、とあらためて思います。。。当たり前なのですが。。笑




“かわいらしいゲリラ豪雨。。” - 2件のコメントがあります

  1. きもの水流 Says:

    なんとも素晴らしい帯…

    ちょっと言葉になりませんが、久し振りに
    しっかりとした帯/染織を観ました。


  2. foglia Says:

    ありがとうございます。(^_^)


Comment