− 2017年11月28日 −

レベルが高過ぎて他のものと合わないということは無い

2017年11月28日



和装の世界で、有名作家さんの着物や帯で、単体では良いのだけど、その作品が高度過ぎて合わせられる帯や着物が無い、という言われ方をすることは良くありますね。

確かにレベルが高すぎてそれだけ浮いてしまうということはありますが、しかし本当に素晴らしいものは、変に浮いた感じがあったとしても、周りのものの底も上げてくれる効果があるものです。

それだけ素晴らしいものなら周りの環境に影響を与えて、それが作用するからです。

なので「単体では良いのだけど、その作品と合わせられる帯や着物が無い」というその作家さんが特別にレベルが高いから他に合わないとか、個性的だから合わない、というのではないのです。

作家さん自身も、お客さんもそういうこと言って、何か高尚なことを語っているかのように錯覚し、安心したがりますけども、

事実は。。。

それは単に『その作品なるものは、自分が好きな布を作ったというだけであって、現代文化と現代の洋服文化のなかにある和装とは何か?というところまで考えて作ってはいない』ということに過ぎないのです。

自分の好きなものを好き勝手に作るのが作家さんということならば、それが価値で好きならばそれで良いんですけども。

ただし【作家さんのそういう単調な創作性を過大評価するのは、文化のためにならない】のです。