“なか志まや” さんの取り合わせ
2010年7月28日
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最近縁あって“なか志まや” 中島寛治氏とお取り引きが始まり、刺激的な
やりとりをさせていただいております。
中島氏とはネットを通じて8年ぐらい前からお知り合いではあったのですが
直接お会いしてのやりとりが始まったのは、最近です。
中島氏はテレビCMやさまざまなメディアに斬新な取り合わせの和服を
提供することと美しい着付けをすることでお名前は存じておりました。
もちろん、普段扱われているものも独自の感覚で知られています。
そんな中島さんに取り合わせていただいた私の帯と中島さんの着物
の写真を送っていただいたのでご紹介です。
私の帯はこちら
こちらを上の写真のようなかなりアクの強い「紋織お召イカット」と
取り合わせたものです。
とても斬新で驚きました。
私自身ではこういう発想は出来ません。
ちょっと寄った写真です。
着物だけだとかなりアクが強く、鋭角的なのが、この間の多い柄の
帯では良い具合に角が取れ、柄本来の味わいが良く見えるように
変化しています。
私の帯の方は、たっぷり間を取った、そして素材感のある感じ、全体に
緩やかな感じが着物の鋭角的な感覚によって引き締まっています。
お互いに引き立てあい、新しい和服の感覚が産まれています。
普通はこうは行かないと思います。
こちらは同じ「紋織お召イカット」の白地です。
また別の味わいがあります。
こちらは「お召の熨斗目絵羽」に合わせたもの。
キリッとしていながらふんわりした繊細なイメージも同時にあります。
普通一般にはこのような感じや
このような感じの真綿紬などに合わせて、
「やっぱり合うよね!」といった感じで私も納得していたのですが
(こちらも中島氏の取り合わせですが)
また、私の自作同士で例えばこのような
素材感が強い着物と帯を合わせて響き合うものを想定していましたが
(着物=全面ロウによるムラ加工のもの)
上の、例えば「紋織お召イカット」との取り合わせのようなものは
染め屋の私には発想出来ませんでした。
こんな感じの「今までの和」を超えたシャープさとか
(逸脱ではなく新しい和のシャープさという意味)
染め屋の私のみでは出来ません。
これは、やはり着物を実際にお客さまへ提供し、着付けることをする人
さらにただそれだけではないもう一歩進んだ感覚と技術を持っている人
でなければ出来ないと思うところです。
例えるなら、中島氏は「不協和音の使い方が実にうまい人」といった
感じです。
ただ普通の3度の和音で調和、ではなく、そこに少し緊張感を与える。
それによって今まで気づかなかった着物と帯の関係性の魅力を表すことが
出来るわけです。
そして、その「麗しい緊張感」に
着る人、そして着る環境が関わります。
(人に緊張を強要するのではないが、普段使わない感覚を呼び覚ますような
緊張感を産み出す)
その着物と帯にまつわる環境は動き出します。
中島氏は、そのような増幅をつくることが出来る方なんですね。
それと着物や帯の扱いがとても丁寧で感動しました。
商品を大切に扱われている方なんだなぁと・・・
これからの “なか志まや” 中島寛治氏との仕事が楽しみです!
上の着物と帯については “なか志まや” さんにお尋ね下さい。
この写真の他にも沢山取り合わせがあります。
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