− 料理の話題 −

HOJOさんのローズティーがスゴい!

2013年4月25日




久しぶりのお茶系話題ですが (^_^)

ウチがいつもお茶を購入している「HOJO」さんで、最近販売されている
「Rose Damascena」というローズティが、本当に素晴らしいのです。

これは、HOJOさんが以前、フレーバーティ系で新機軸を作り上げたとさえ
言える「HOJOさんのジャスミン茶」と並ぶ素晴らしさです。

(こちらは、以前私がHOJOさんのジャスミン茶について書いた記事)




このローズティーは、花びらではなく、小さめの花が丸々ころん、という
状態です。この状態がとてもキレイで、乾燥や保存にとても気を使って
製造されたことが分かります。

乾燥状態の香りをかぐと、それは「いわゆる乾燥させたバラ」の香りとは
全く違う香りです。

とても繊細で緻密な生花のバラの香りと、ハチミツのような濃密な甘い
香りが喉の奥をくすぐります。
決して香りは強くはないのですが、なんとも持続性がある魅力的な香り
なのです。

私はポプリや、一般的なハーブティーやフラワーティーはあまり好きでは
ありません。何か、ワザとらしい香りが鼻をついて不快になるからです。

しかし、これは、全く違うものです。
例えるなら、香木の伽羅のような感じです。

。。。。。。。。。。。。。


このダマスクローズを淹れるのは、普通にガラスポットに熱湯を注ぎます。

私は200ccのポットに、このバラの花を6〜7個入れるのが好みです。
最初は60秒ぐらいかけますが、二煎目からは、10〜30秒ぐらいで
良さそうです。

水色は、とてもキレイな黄緑からハチミツを薄めたような黄色です。

香りは、乾燥状態のダマスクローズをさらに繊細にして密度を上げた感じの、
生花のバラの香り、そしてハチミツの香り。
(その他さらに微細ないろいろな香り)
繊細でありながら、喉や口や鼻の粘膜に沁み入るような香りがします。

飲んでみると、水質がとても滑らかに粘りが出ているのに気づきます。
このローズティーは、水質に粘りを与えるようです。

その緑がかったハチミツ色の滑らかな液体は、うっすら甘さを感じます。
さらに、僅かに爽やかな草の香りと味もします。
バラの花の萼もついているせいか、その味わいも出ているようです。

飲み込むと、喉の奥から

「極めて繊細でありながら強い存在感の香りや密度が」

鼻や口に戻って来ます。

香りそのものは、決して強くはないのです。
仮に、濃く淹れても、いわゆるローズティーのような香りの強さには
なりません。

鼻でクンクン嗅いで感じる表面的な香り(ニオイ)ではなく、もっと
奥の方から強い存在感で「訪れる」香りなのです。
これは極上品に特有のもので、香木やお茶でもそうですね。
鼻先で感じる「ニオイ」ではなく、全く別種のものです。

一口毎にそれを確認しながら飲みたくなるような味わいです。

まさか、フラワーティーの分野で、極上のお茶と同レベルの味わいの
構造を体験出来るとは、思いませんでした。。。

全くこの、ダマスクローズのお茶は、

「美しき液体」

と呼べるものなのです。。。

これに感動した私の妻は

「このお茶を飲むとこのお茶の体臭になりそう。。笑」

と言っておりました。

いわゆる、フラワーティー系の

「花やハーブのニオイがする “お湯” 」

ではなく

「極上の、バラの “お茶” 」

なのです。

ちゃんとお茶なんですね。

これはスゴいです。

このダマスクローズティーは、お茶の世界に、全く新しい世界を
切り開いたのではないかと私は思っています。

お茶の本流からは外れている分野のフラワーティに、極上茶と
同じレベルの味わいと感動をもたらしたと思います。。。

香り、味、水質を変える性質、これが全て極上レベルで揃って
います。

私は素人なので分かりませんが、これはダマスクローズの花の萼も
この奥深い味わいに関係しているのかも知れません。。。。

何にしても、とても素晴らしい体験をさせていただきました。

+++++++++++++

この、ダマスクローズは、他のお茶、例えば中国緑茶に一粒二粒入れて

「お茶の味わいの背景に花を香りを添える」

という使い方をしても、とても素晴らしいとHOJOさんのリンク先の
説明にあります。

ウチでは、10煎ぐらい飲んでから、他のお茶に入れたり、水のポット
に入れて、冷蔵庫に保存して「極上飲用ローズウォーター」にして
飲んでいます。夏場なんて最高でしょうね。
2Lのポットに、10煎以上淹れた後のダマスクローズを入れて冷蔵庫に
おいておくだけで出来ます。水質が滑らかになり、奥の方に僅かに
バラの香りがする、素晴らしい水になります。

このダマスクローズは、20煎以上、香りが持続するそうで、お茶屋さん
泣かせだそうです。。。笑

素晴らしいものなので、味わい尽くします。。。

なんだか「繊細、繊細ってうるせーんだよ!」というぐらいに「繊細」
という単語を連発していますが、とにかくお伝えしたいのは

「繊細なのに強い」ということなので、お許し下さい。笑


というわけで、HOJOさんのダマスローズティー「Rose Damascena」
に感動したお話でした。(^_^)





平成24年の年越し

2013年1月3日



去年の年越しと同様、家族と子供たちの友人と、スタッフ凡が自宅に来て
年越しをしました。

今回は鍋です。

ワタクシの鍋奉行っぷりを堪能してもらいました(笑)

(去年は握り寿司でした)←去年の記事へ


私は、鍋は具を一度にいろいろ入れ込んで一緒に煮てしまうのが好きでは
ありません。
それなら、台所で具沢山の煮物をつくって器に盛ればいいからです。

そうではなく私は個人的には「鍋とは具材の一番良い煮え具合を
楽しむ料理である」と考えているのです。

「味付けされた、完成された料理とは違う、一歩手前の面白さを楽しむ、
しかしそれゆえに素材の臨場感の明瞭さが嬉しい料理」

というわけです。

鍋に使う出汁はその時でいろいろですが、今回はとても濃い昆布出汁を取り
塩だけで薄く味をつけたもので、そこに食材から出た味が重なって行くのを
楽しむ趣向です。

ポン酢は、濃いかつを出汁、薄口しょうゆ、酢、砂糖、スダチ、辛み大根
ショウガなどでつくったものです。



こんな感じで調理して、食材を調理して行きます。
怖い顔しているところ撮られてしまいました。。笑
(今回の写真は妻が撮影)

ウチの鍋では、出汁の味が何であろうと、一つの具材を調理した後は
出汁から具材は全て引き上げて灰汁や汚れをキレイに取り、新しい具材を
入れてまた調理します。それを繰り返します。

(しっかり煮たいもの、あるいは特定の具材の味を染み込ませたい時は
特定の具材だけ引き上げてさらに煮たい具材を残したりもします)

具材は、必要によって下処理をしておきます。
具材によっては、生のまま材料を鍋で煮ると、出汁は汚れるし味が混沌として
しまい、明快さが無くなります。
いろいろな具材を同じ出汁で煮るので、おいしい味の重なりは欲しくても
雑味が重なるのは避けたいわけです。

鍋に使う出汁には魚や肉の具材の味がたっぷりと出るので、それを野菜に
吸わせたり、逆に野菜から出た出汁で魚や肉の具材を煮るとおいしく
なります。その関係を「鍋」で操っていくわけです。

また、魚や肉や野菜の火の入り加減を変えて行きます。
具材の最もふさわしい煮え具合や、同じ具材でも加熱の加減による味わいの
変化、食感、香りを楽しんでいただくのが鍋料理の本質だと考えています。



最初は、湯豆腐です。
とても濃い昆布出汁に僅かに塩味をつけた出汁で、豆腐が、ふるふる
ムッチリするまで温めます。

こちらは、土佐醤油とネギでいただきます。



湯豆腐を全て引き上げ、丁寧に鍋のなかの出汁をさらってキレイにした後、
霜降りにして丁寧に掃除しておいた銀ダラと赤ネギ、蕪を一緒に煮ます。
グラグラ煮ません。出汁がくつくつする程度の火加減です。

まずは銀ダラだけを引き上げ、自家製おろしポン酢で。



さらに霜降りにして丁寧に掃除しておいた鰤を、銀ダラと一緒に煮ていた
赤ネギ、蕪と煮ます。

鰤が煮える頃に丁度、銀ダラと鰤の出汁をたっぷりと吸った赤ネギと蕪が
トロトロに煮えて甘くなっているので一緒にいただきます。



一度具材を全て引き上げて出汁をキレイにさらった後に、魚の味がたっぷりと
出ている出汁に椎茸と白菜の白い部分を入れて煮ます。
そこに、エビを潰したものを下茹でした団子を入れて煮ます。

エビ団子のみ引き上げていただきます。



さらに、鶏ひき肉にホタテの貝柱のぶつ切りを混ぜた団子を下茹でしたもの
を入れて煮ます。

この時に、エビ団子と鶏団子を濃い昆布出汁で下茹でしたときの出汁を漉して
おいたものも加えます。

白菜の白い部分と分厚い椎茸はおいしい出汁をたっぷりと吸ってトロトロです。

鶏団子は、大きめにブツ切りにしたホタテによって高級感ある味です(笑)



出汁をキレイにさらった後、エビ団子を油で揚げたものを温めます。
こちらは煮てしまうとカスカスになってしまうので、温める程度です。

煮たエビ団子とこの揚げたエビ団子は同じものですが、煮たものと揚げたもの
との味の違いを楽しんでいただきます。



白菜の葉の部分をサッと出汁で煮て、シャキシャキした食感でいただきます。
揚げたエビ団子から出たコクのある出汁と油で白菜の葉は暖かいサラダの
ような感じになります。

鍋の料理はこちらでおしまいです。



いろいろな具材の味がたっぷり出ている出汁で、雑炊です。
私はこのような澄んだ出汁の鍋では雑炊に卵を入れるのが好きでは
ないので、入れません。
卵を入れると、ふわっとしたおいしい味になりますが、出汁に出ている
いろいろな具材の繊細な風味が抑えられてしまうので、入れたく
ないのです。

もちろん、出汁や具材によって卵を入れることもありますし、濃い出汁の
場合は卵とじのようにして丼物のように白ご飯にかけていただいたりも
します。

今回は味を調節してから芹を大量に入れました。

このような澄んだ出汁でやるタイプの鍋は最後まで極力出汁を濁らせない
ように調理すると、雑炊もおいしくいただけます。
写真の通り、いろいろな具材を煮ていたのに出汁は汚れていません。



芹にサッと火が入ったらいただきます。

全ての味が入ったおいしい出汁を吸った米粒と、芹の爽やかな香りが
うれしい味です。



デザートはいただきものの、サツマイモのお菓子。
フレンチローストのコーヒー。



今回のメインのお酒は「菊姫の山廃吟醸」でした。



平成25年になる頃に、軽く年越しソバ。

辛み大根、本ワサビで、せいろです。

そんなこんなで、平成24年の年末も料理でした。。。笑

平成25年もどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


フォリア 仁平幸春






出張シェフなんかもします。。

2012年9月8日




染め屋のワタクシでございますが、たまに料理をつくって欲しいと
言われることがありまして、独立当初は仕事も少なく、その依頼を
受けていたのですが、だんだん一人で手一杯になって来ると、お断り
するようになっていました。

が、最近はスタッフがいるので、少し料理系の仕事もお受けするように
なりました。。。。

益々何屋か分からなくなるフォリアですが。。笑

今回は、イタリア料理です。
私は、調理人としてのキャリア上、和食とイタリアンが得意です。

今回は伺ったお宅で、6名さまの料理をつくりました。

伺ったお宅で、特に始めてのお宅のキッチンで料理するというのは
かなりのアウェー状態というのが実情でして、それは調理環境が
プロのものとは全く違うわけですし、お話を伺っていてもその通り
ではなかったりするので現場で臨機応変に変えて行きます。

なので、極力家で仕込んで現場では仕上げるだけにします。

今回はスタッフの甲斐もアシスタントとして同行したので助かりました。。。

。。。。。。。。。

お出しした順番で。。。。

一番上の写真は

【天然ヒラメと、水だこのお刺身サルサベルデ添え】

ヒラメの切り身に軽く塩をあて、生の水だこは周りのぐみぐみした部分を
外し、かたまりまま、60度ぐらいのお湯に数秒あて、スグに氷水に取り、
引き締めます。
水ダコの刺身は、そのままだとクニャクニャした味のない噛み切れない
ものですが、この低めの熱湯処理をすると身が引き締まり、味と香りが
出て、まるで貝のような味と食感になります。

それを薄切りにし、自家製のディルビネガー、バージンオイル、コショウ、
そして「サルサベルデ」という、パセリ、にんにく、アンチョビなどで
つくった強い味のソースでいただきます。
サルサベルデは茹でた肉などにも良く合います。

まんなかの細長いものはチャイブです。
ネギのような味わいなので、刺身に添えていただきます。


【パプリカ入りトマトソースのスパゲッティ】



パプリカを直火で真っ黒に焼き、キレイに洗ってから細切りにした
ものをニンニクとバージンオイル、アンチョビでさっと炒め
トマトソースで軽く煮たものがソースです。
パプリカを黒焼きにする処理をすると、まるでフルーツのような味、香りに
なり、ピーマン嫌いな方も知らずに召し上がることが多いです。


【アクアパッツァ】



魚介類を、水、白ワイン、ニンニク、アンチョビ、ケッパーなどでさっくりと
煮た料理です。
出汁は使わず、水だけなのですが、とてもサッパリしていながら素材の
味わいが立つ料理です。
赤黒い色のものは、ドライトマトで、ドライトマトからは良い出汁が出ます。


【和牛のモモ肉のバルサミコソース】



脂が少なめの和牛のモモをロゼの焼き加減にし、バルサミコとスーゴディカルネ
(仔牛の濃い出汁)を煮詰め、バターでつないだものを添えました。
脂の少ない和牛の味わいと、甘酸っぱい濃いソースが良く合います。

添えてあるのは、エリンギをバージンオイルとニンニクでソテーしたものです。
これも、バルサミコソースと良く合います。

撮影用に、格好良くバルサミコソースを少しだけ絵を書くようにすると実際に
食べるにはソースの量が足りないので、写真の見かけはイマイチですね、笑


【鯛のポワレのバルサミコソース】



こちらは、肉がお好きでない方用に肉料理の代わりにつくった魚料理です。

鯛の切り身の皮の側に薄く薄力粉をあて、皮目をカリッと焼きます。
丸なすはくたっとなるまでしっかり蒸し焼きにし、油を良くキッチンペーパー
などで吸い取ってからお皿に乗せます。

そこに、バルサミコソースです。
白身魚のカリッとふわっとした食感に、甘酸っぱい強いソースのコントラスト
が合います。
ナスにもバルサミコソースは良く合います。


【イチジクのオーブン焼きにアイスクリーム添え】



イチジクをオーブンで90分ほど、じっくりと蒸し焼きにます。
そうすると、イチジクがとても甘くなり、独特の香ばしい香りが出て来ます。
焼く時に出てくる果汁をかけながら焼きます。

イチジクがクタッとして十分に香りと味が出たら、ポートワインと
ゴールデンシロップで軽く煮てから煮汁と一緒に冷まします。
イチジクの味と香りがしっかり出ているので、ポートワインの香りが表に出ず
イチジクを焼いた香りがしっかり残ります。

イチジクを赤ワインでコンポートにするのは良くありますが、それだと赤ワイン
の味が表に出てしまい、イチジク独自の素晴らしい香りが無くなってしまうので
私はオーブンで蒸し焼きにしてから軽く煮る、というやり方にしています。

今回はイチジクを冷たくしてさっぱり目のアイスクリームを合わせました。

このイチジクは温かくしてもおいしいです。
アイスクリームと、熱いイチジクにしてもおいしいです。

。。。。。。。。

その他、バケット、自家焙煎のコーヒー屋さんのコーヒーでした。

+++++++++++++

今回はお酒は先方におまかせしましたが、料理とお酒の取り合わせも考えるのも
好きです。

「この料理を召し上がる時には、このお酒を召し上がりながらどうぞ。。」

という具合です。

料理とお酒が良く合っていると、お酒があまりお好きで無い方、あるいは
その料理があまり得意で無い方も「これならおいしい」と召し上がることが
多いです。
そこで、嫌いだったものが好きになってしまったりすることが多いです。

。。。。。。。。。

制作と同じく、料理もキチンと提供する時には緊張しますが、いろいろ考えて
つくるのは好きです。。。

私は料理人としては現役ではありませんが、染物の時と同じく
(というか染めが料理と同じく?)「素材の眠っていた良さを引き出し、まとめる」
ということを考え、つくります。

私は何をつくるのも、全く同じ姿勢です。

そして、説明なく「ああ、これは本来こういう味だったんですね」とご感想を
いただけると、とても嬉しく思います。。。。







塩糀フォリア風

2012年4月30日


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最近「塩糀」が流行っていますね。

ウチも、陶芸家の「額賀章夫氏」からいただいてからハマり、自作するように
なりました。

ちなみにウチでの作り方です。
一般的なものとは少し違います。

何度かつくって、以下の作り方に落ち着き、これでずっと作って
います。


。。。。。。。。。。

*塩糀フォリアスタイル*

*糀(乾燥タイプ)200g

*塩        60g

*水       300~350cc

(実際に作る時には乾燥糀400g〜600gで作る事が多いです)

1)乾燥糀を手で良くほぐす

2)ほぐした糀に分量の塩を混ぜ、手で擦り込むようにして良くなじませる

3)60度のお湯を(2)の塩を擦り込んだ糀に入れ、静かに混ぜ、塩を溶かす

4)保存容器に入れ、発酵中は蓋をズラして3~7日間、室温で毎日
 1~2度混ぜる(盛夏は例えば二日は室温、三日は冷蔵庫など調整する)

5)発酵し、香りが出て甘みが出て来たら、ミキサーにかけて好みに荒さにする。

6)全体の濃度を水で調整しさらに二日間程度、室温で混ぜながら発酵させる
 (盛夏は冷蔵庫で保存もします)

7)密閉瓶で冷蔵庫で保存する

8)(7)の状態でも使えますが、仕上がってから一週間後ぐらいから
 味がなじんで、発酵も落ち着いておいしくなります。
 個人的好みでは、三週間以上冷蔵庫で熟成させ、濁った白っぽい塩糀が
 少し黄色味を帯びて透明感が出て来て少しヨーグルトっぽい香りが出て来て
 旨味が乗ったころが好きです。

*塩分が少なめで水分が多いため、冷蔵庫保存にする。
 冷蔵庫保存なら半年ぐらいもちます。

*乾燥糀の米粒を潰して仕上げるので、風味が爽やかで旨味がある
 感じです。米粒が潰してあると、和え物にする時、肉や魚を漬ける時
 になじみやすく、無駄もなく、旨味や香りも立つ、という結論になり
 潰して使うようになりました。

*前回つくったものが良いコンディションならば、次に作る時に
 その塩糀を少し混ぜると、元ダネっぽくなって素早く安定した
 仕上がりになる気がします。


 以上です。


。。。。。。。。。。。




こちらは、豚肩ロースに塩糀を多めに塗り付け、ビニール袋に密閉し
丸一日置いたものを焼きました。
鶏でも、魚でも同じようにしておいしいです。

塩糀で肉を漬けた場合は、レモン、ワサビ、カラシ、柚子ごしょう
粉山椒などが合います。



こちらは、上記の豚ロースのように鶏モモを漬けて、それをスープにした
ものです。



こちらは、小松菜の花を茹でたものに、塩糀をサッとかけ、からしを
添えました。

いろいろな葉物野菜、ほうれん草、小松菜、キャベツ、なんでもサッと
茹でて絞り、塩糀で和えて(塩がそれなりに効いた調味料なので少なめで)
ごま油を少し垂らす方法でおいしくいただけます。

その他いろいろおいしく出来て、実に幅広い調味料です。

塩糀の魅力は

「未完成な味」

だと思います。

しょうゆや、味噌は大変完成された調味料なので、使い勝手が良い代わりに
「しょうゆ味、味噌味」になり勝ちです。(それがおいしいのですが)

しかし、塩糀では「ほろ甘い塩」といった感じで、糀の風味はあっても
それほどキャラクターがありません。

素材の味を殆ど変形させないのですね。

それと、塩糀を使って料理すると、かなり大雑把にしても失敗しないし
美味しく出来ます。

漬込むのでも、食材に厚めに塗り付けるだけでおいしくなりますし、
和え物でもちょっと入れて混ぜるだけ、しょうゆよりも簡単に
出来ます。

この「素朴な調味料」であることがとても使い勝手が良く、私は
とても気に入りました。

家でも、工房イベントでお客様へお出しても、評判がとても良いです。

買うととても高いので、自作もおススメですよ。







寿司フォリアをやりました。

2012年1月8日


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大晦日には、子供たちの友人とスタッフ凡が家に来たので染め屋では
なく寿司屋になりました(笑)

写真はスタッフ凡撮影。iPhoneで撮ったものなのであまり画像は
良くないです。

私はネタには一仕事をしたものが好みで、材料には何かしら処理を
して、材料はあまり厚く切りません。切り方もいろいろ変えます。
口に入れて、ネタとすし飯が同時に喉に落ちて行くようにします。
刺身部分だけ口に残るのが嫌いなのです。
小振りに握るのが好きです。
旨味はあっても甘い味にはしません。
本ワサビ使用、煮きりを塗るか、柑橘類の果汁と塩で提供します。

私はお寿司屋さんではないので、ある意味完全に自分好みの
シロウト寿司にしてしまいます。シロウトの特権!笑



こちらは、鯛の昆布〆。
薄く塩をあてた鯛の身を昆布で挟みます。
私は割と脱水された状態に仕上げるのが好みです。
煮きりで。
本当はヒラメの昆布〆もあったのですが、スタッフ凡が
写真を撮り忘れたようです。
(私は握っているので写真撮れません、笑)


シマアジの腹身の部分です。
こちらは、薄く塩をあててあります。
おいしい塩を海水ぐらいの濃さに溶かし、それを指で
サッと冊の状態の切り身に塗り、30分ぐらいおきます。
(水分が浮いていたら拭き取ります)
塩味がつくほどではない、極軽い塩を表面にあてる
だけで身は締まり、すし飯や三杯酢との馴染みが良く
なり、旨味も増し、臭みも収まります。
私は青魚系のものを刺身でいただく場合この処置をする
ことが多いです。
酢で〆る場合はベタ塩にします。

塩とスダチだけでいただきますが、全く生臭くなく、
サッパリとシマアジの品の良い旨味を味わえます。


シマアジの腹身、片方は塩とスダチ、片方は煮きり。
味わいの違いを楽しみます。


ホタテ貝を昆布〆にしたものです。
ホタテは剥き立てだとサクサクした食感で、それなら
加工せずに薄切りにしてそのまま握ります。
(平貝でも同様)
こちらは冷凍のものだったので、昆布〆にし、ねっとり
とした甘さと旨味を引き出したものです。
スダチと塩で。


ヤリイカの握りです。
ヤリイカはコリコリした食感でさっぱりした感じの
イカですが、こちらはそれを生かすために細切に
して握り、黄柚子と煮きりで。


同じヤリイカですが、切り方を変えて。
薄切りにしたものを重ねてこれもやはり柚子と
煮きりで。
薄切りにすると、コリコリした食感のヤリイカが少し
ネットリとして、甘みを感じられるようになります。
切り方を変えて提供して味の違いを楽しみます。
これは煮きりですが、スダチと塩でもとても美味。


茹でエビです。車エビは高いのでブラックタイガー(笑
車エビなら最高においしいですけども。。。
エビは串を打って曲がらないようにして塩ゆでにし、
開いてから軽めの甘酢に漬けておきます。
それを引き出し、水分を取ってから握ります。
この処置をしておくとブラックタイガーや大正えびでも
全く違うものになります。とてもおいしくなりますよ。
煮きりで。


タコです。
美味しそうな明石タコもありましたが、あまりに高価で
諦めました(笑)味の薄いタコだったので、切ってから
出汁の入った加減酢に二時間ほど漬けておいて
握る時に水分をとって使います。
塩とスダチで。
桜煮にして握るのもおいしいです。


今回のネタメンバーのなかではちょっとジャンクな
サーモン。
こちらは二時間以上前に薄味がつく程度の塩をあて、
表面に浮き出た水分を拭き取っておいたものです。
その処理だけで随分違います。煮きりで。


カンパチの背の身。
シマアジと同じ方法で軽く塩をあててあります。
煮きりで。


バチマグロの赤身のヅケ。
本マグロは高くてパス(笑)
私はどちらかというと、赤身が好きなので、赤身を
良く使います。
表面を霜降りにして(熱湯にくぐらせて)濃い口しょうゆに
二割ほどみりんを入れたものに二時間ほど浸したものです。
しっかり目にしょうゆ味がついているので、
煮きりは塗りません。


一通り握って、あとはお好みで握って、その後、
ダラダラお酒をいただきながら寿司で使ったネタの刺身を
いただきます。
寿司の時とは切り方を変えて。ガリは自家製です。


お酒は、到着の直後は何故かジントニック(笑)
スタッフ凡がおいしいジントニックを呑んだことがないと
いうので。
それでまずはノドを潤して世間話して。

それから日本酒。
スタッフ凡はあまり日本酒を呑んだことがないので、
最初に「出羽桜春の淡雪」を。
(生酒で僅かな濁りのあるもの)
フルーティで軽やかなもので慣れてもらってから
「環日本海」こちらは純米で酸味と旨味があり、僅かに
樽の香りも乗せてある呑みごたえのあるもの、
の順番に出し、それからはこの二種類を片口に出して好みの
ほうを好きな様に呑めるようにしておきました。

その後、バーボンのワイルドターキーのレアブリードと
いただき物ゴディバのチョコキャラメル。。。
などなど、その他。


除夜の鐘を聞きながら、年越しソバを軽く。
今年は蕎麦を打たず、汁もつくりませんでしたが、
市販のおいしいものを良いタイミングで
提供すると普通のソバ屋さんより美味しかったり
するものです。。。

ウチの息子娘、息子の友人、スタッフ凡で年越しの
ジャニーズの番組を観ながら盛り上がっておりました。。
私たち夫婦は
「フォーリーブス知ってる?SMAPは知ってるよね?」
とか言いましたが会話に入れませんでした。(古い、汗)

ウチの子供たちとスタッフのほうが全然歳が近いわけで。。。
私ら夫婦も歳をとるわけだ。。笑

。。。。。。。。。。。


というわけで、年末年始にかけてお寿司屋さんになった
話題でした。

今年もやっぱり染め話題よりも料理話題が多いブログに
なってしまうのだろうか。。。。(遠い眼)