5月後半と6月初旬の展示会のご案内です。
2013年5月14日

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(画像クリックで拡大します)
5月後半と、6月初旬に仁平作品の展示会が二つ開催されます!
一つは、岐阜の「きものギャラリー睦月」さんにて仁平幸春個展です。
今回は「睦月」さんと、新宿の「なか志まや」さんとの共催で開催されます。
睦月さんでの展示が終わってから、新宿のなか志まやさんでも展示いたします。
今回はお二人のお好みを反映したものをそれぞれに制作しました。
もちろん、バラバラではなく、どちらのものを合わせても良く合うように考えて
いただいております。
普段はあまり制作しない夏ものも多く出品しております。
仁平作品以外の着物、帯、小物も沢山取り揃えておりますので、お近くの方は
是非ご覧下さい!
仁平とスタッフの甲斐は5/25(土)26(日)に睦月さんへ伺っております。
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(以下、DMより)
仁平幸春展 ”素材を開花させる”
5月24日(金)~28日(火)
11:00~19:00(最終日17:30まで)
5/25日(土)26日(日)仁平幸春さん、甲斐凡子さんが来場
「きものギャラリー睦月」
501-6032
岐阜県羽島郡笠松町江川112
080-3612-3578
染色家・仁平幸春氏が希有な染色家であることを私達(睦月となか志まや)
は常に感じて来ました。
彼の作品表現の多彩さ(古典、抽象、モダン)とその完成度、与えられた
素材に対する正確なアプローチとそれを開花させる力、西洋レース柄を
和用になど、様々な古典への新しい試みの先駆者であり、一人の染色作家
としては想像出来ない程、様々なジャンルな文様を染められています。
そしてそのどの作品も、絵画的な美しさだけでなく(勿論単独でも美しい)
素材、作者、受け手、環境つまりは社会との関係性において、その美しさが
取り合わせされることによりさらにその美しさを増幅させる作品なのです。
これは著名な染織家の師から受け継いだもの、またはどこそこの団体に
認められている、、、などという事とは無縁の、仁平氏が独力で辿り着いた
仁平氏だけに可能な染色の世界なのです。
まさに希有な染色家と言えるのです
私達が願うことは、どうか一人でも多くの方に彼に作品に触れて頂きたい、
そのときは何の知識も要りません。
ただお客様とその作品の間に何を感じるか、その関係性、その声に素直に
耳を傾けて頂ければ最高の幸せです。
きものギャラリー睦月 横山てる美
なか志まや 中島寛治
(DM掲載作品)
経ラミー緯苧麻着尺 墨の刷毛目『水流』
小千谷麻九寸名古屋帯 墨の格子更紗紋
経緯真綿紋紬着尺 全面ロウムラ着尺
梨地ちりめん九寸名古屋帯 西洋レース紋
小千谷縮着尺 トラ目染め
麻九寸名古屋帯 『三日月と笹に流水』
出品作品
きもの 帯 小物 染め額(布/紙) 敷物 ショールなど
睦月となか志まやが選んだ白生地に夏物、単衣、袷着物や帯をはじめとする
染め物のほかに、染め額(布/紙)、敷物、ショールなどの作品も展示販売
いたします。
その他別注などのご相談を承りますのでご用命くださいませ。
また帯締、帯揚などの小物も用意し、トータルな着姿を提案出来るように
しております。
*6/1発売の雑誌・和楽(森田空美が選ぶ夏の麻きもの)に
掲載される仁平幸春作・麻染め帯他一式も展示販売いたします。
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6月1日(土)からの展示会は以下です。

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もう一つは、東京町田の「可喜庵」さんにて「かたち21」さん
主催の「布の美展」に出品いたします。
こちらでは、
*中野みどりさん[草木染紬織]*
*西川晴恵さん[アロー(いらくさ)による織]*
と、私を含めて三人の展示会です。
それぞれ全くキャラクターの違う布のつくり手たちの作品が、同じ空間に
並びます。
そのハーモニーと、そして混じり合うことによる変化をお楽しみいただければ
と思っております。
その他、陶芸の「桶谷 寧」さんの茶碗展も同時開催いたします。
桶谷さんは「曜変天目茶碗」を再現したことで有名な方です。
その他いろいろなものを焼く方で、その理論と姿勢は一般的な陶芸家さん
とかなり違います。
お話を伺うと「眼からウロコ」の連続です。
こちらも強くオススメいたします!
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(以下、かたち21さんのサイトより)
【布の美展】
「ものの美」シリーズ 1 「染と織」
―3人の染色・織り作家による―
2013年6月1日(土)〜6月4日(火)
11:00〜18:00
会場:可喜庵
195-0053
東京都町田市能ヶ谷町3-6-22
042-735-5771
主催:「かたちの会」「かたち21」 (笹山央)
現代の創作工芸を「ものの美」の観点から捉えかえします。
今回は染色と織りに焦点をあてて、「布というモノ」の美しさを、
3人の出品者による着物、帯を中心にアピールします。
中野みどり[草木染紬織]:着物、帯、ショールほか
仁平幸春[糸目友禅・蝋纈染]:着物、帯、染額、ほか
西川晴恵[アロー(いらくさ)による織]:帯、その他小物類
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◎同時開催◎
【桶谷寧の茶碗展】
曜変天目茶碗、その他天目茶碗、井戸、志野など。
希望される方には桶谷作の天目茶碗でお呈茶をいたします。
(一服1,000円)
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◎サロン◎
※各受講料:1,500円
※要予約
【アート鑑賞いろは塾第6回】
6月2日(日)午後4時~
テーマ:複製・メディア社会と美術・工芸
講師:笹山 央
※マイカップを持参してください
【ミニ紬きもの塾】
6月3日(月)午後2時30分~3時30分
テーマ:紬から始めよう
講師:中野みどり
予約先:かたちの会・かたち21(担当・笹山)
E-mail:giftef@nifty.com
TEL.FAX.042-736-7340
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展覧会趣旨―「ものの美」について
今日のアート表現はコンセプチュアルであることが基調になっています。
つまり、アートの創作および鑑賞において、何を表現しているのかとか、
精神性の内容はどのようなものかとか、オリジナル性はどこにあるのか、
といった事柄が重視されるということです。
その反面、どんな素材を使っているかとか、どんな技法が使われているか
とか、技術水準はどのレベルのものか、といったことが軽視される傾向が
あります。
俗に「素材にこだわらない」とか「下手でいいから思い切って自分を出す」
といったことが推奨されるということです。
しかしものの美しさというのは、必ずしもコンセプチュアルであることから
出てくるとは限りません。そもそも自然界の美しさというのが、人間に
とって「コンセプチュアル」であるとは言えないものです。
少なくともその造物主の制作意図は人間の理智の能力では正確に理解する
ことはできません。
ものの美しさの中には、自然と人間が絡み合う中で生み出されてくるタイプ
のものがあります。
わかりやすい例としては自然素材で作られた生活道具があります。
いわゆる民芸といわれる工芸品などはよく知られるところです。
そういったものは、生活道具としての美しさを持つとともに、ディテール
(もの自体)における美しさも兼ね備えています。
私見では、道具として「いいもの」は美術的な鑑賞にも耐えられるものです。
(民芸品の秀作は造形的にも美しいものです。)
この場合には、
①自然素材自体の美しさ
②自然素材を選別する工人のセンスや見識
③自然素材を加工する工人の「わざ」
の3つの要素を欠かせません。
言い換えれば、素材という物質性と「わざ」という人為性が両輪として
はたらき合うことで実現されてくる美しさです。
この種の美は、これまでの市場経済社会(現代美術もその中に取り込まれている)
においては軽視される傾向にありました。
その理由を述べていくと現代社会論になっていくのですが、ひとつだけ挙げて
おけば、自然素材とか「わざ」といった事項が市場経済のシステムにのりにくい
ということがあります。
しかしながら、こういった分野の美も、人間が人間らしく生存していく上で
不可欠の条件ではないでしょうか。
その意味で「ものの美」に対する評価ということを、いま改めて考えるべき
ときにあるのではないかと思います。
「ものの美」が成り立つ条件として、自然素材のクォリティを見分ける感性の
深さと、自然素材の美しさを活かすことができる「わざ」の高さが求められます。
それは「だれでもできる」ことが求められる現状においては逆行的な要求であり
「割の合わない」仕事の部類に入ります。
にもかかわらず、こういった仕事への評価がきちんとできるような見識を持つ
努力をわれわれは捨てるべきではないと思います。
この分野の創作への関心をぜひ向けていただきたくことを希望いたします。
(記・笹山央)
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皆さまのご来場をお待ちしております!!
フォリア 仁平幸春 構成員一同
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